心臓カテーテル治療!最先端技術は血管内部をドリルで削る?凄い!
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よく医療の最新技術を紹介しているテレビ朝日の「羽鳥慎一モーニングショー」で
1日70人の心臓カテーテル治療をする神の手ドクター!三角和雄さん(59)を
紹介していました。
千葉西総合病院 カテーテルスタジオ
手術室は6室、それを1か所で集中管理
最大6人の患者さんを同時に手術できるということです。
それぞれの部屋の様子はモニターに映し出され
医療室のスタッフに無線で指示を出すことができます。
それは双方向で会話ができますが患者さんには聞こえないように
なっており、ストレスがかからないように配慮されています。
カメラの切り替えも遠隔操作でできるので、見たいところを
拡大して見ることができます。
治療中の拡大画像に描き込みすることができるので、細かい指示が
治療室に正確に伝わります。
治療が難しい患者さんは必要に応じて呼ばれ手術しますが
三角さんの施術はローターブレーダーで血管内の壁を削ることです。
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最新機器ローターブレーダー
血管の中の壁に付着したコレステロールを極小のドリルで削り
除去する道具です。
ドリル部分の拡大画像
イメージ図:血管内のコレステロールを削る
カテーテルにローターブレーダーの金属例ワイヤーを入れて
先端のドリルでコレステロールを削り取ります。
温度が上がるのを防ぐため水を送って冷却します。
(ドリルは1分間に23万回転します)
強く当てると血管が破れるので非常に繊細な操作が必要!
生卵の殻だけ削って薄皮を破らないことも可能です。
右が三角さんの行ったもの。薄膜は破れず、中の白身も漏れていません。
実際の手術は局所麻酔で患者さんは意識がある状態で行います。
心臓内のコレステロールが流れを悪くしている血管の部分を
ローターブレーダーで削ります。
1回10秒でやめて患者さんに咳をしてもらい、血圧をあげて
削ったコレステロールを流します。
治療中は患者さんは痛くもかゆくもなかったとのこと。
手術の翌日に退院していきました。
以前には血管内に固いコレステロールがあった場合、
バイパス手術をするしかなかったのが、今では開腹手術でなく
皮膚に小さい穴を開けてカテーテルで手術を行うので患者さんへの
負担が減りました。
ローターブレーダーで血管の中のコレステロールを除去し、流れを良くする
ことができるようになったのは大きな医療技術の進歩です。
カテーテルでの手術が体への負担を少なくできたので手術費用も
保険適用で8万円~25万円ぐらい(入院費込み)でできるそうです。
以前にはIPS細胞を取り上げ、最新の情報を放送していましたが
「羽鳥慎一モーニングショー」は医療関係の情報を得たいと
思っている人にはお勧めです。
毎回番組内容をチェックしてみましょう。
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