座りっぱなしは危険!血流で死亡リスク大!運動してる人でも別問題
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8月23日放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」で、
座りっぱなしの人は血流が悪くなり、死亡リスクが高まるという
内容が放送されました。
これは日ごろ運動している人でもそれとは別問題で、血流の流れが
悪いのは決して安心できないというものでした。
座りっぱなしでは特に足の方の血流が悪くなり、血管内に血栓が
出来たりすると、それが心筋梗塞や脳梗塞の原因になりやすい・・・
いわゆる「エコノミー症候群」という言葉を聞いたことが
あると思います。
震災などの被災地では、車の中に長時間座ったままでの避難生活を
余儀なくされ、「エコノミー症候群」で亡くなった人がいたと
ニュースにもなりました。
番組ではシドニー大学の調査結果を紹介し、世界的に見ても
日本が長時間座りっぱなしになっている時間が長いという
グラフを映しました。
日本がサウジアラビアと並んで1位です
世界でも座りっぱなしによるリスクが報告されている
スウェーデン
デスクワークが多い仕事は立つ機会が多い仕事より
乳がんリスクが約2.4倍(閉経前)
(25~64歳 スウェーデン人女性約29000人対象)
ルンド大アナ・ヨンセン氏らの研究
乳がんばかりでなく全てのがんに影響があります。
血流が悪くなることで細胞の炎症に関係し、
ホルモンにも影響がある
免疫機能が落ちる
アメリカ
車利用週10時間以上の人は週4時間未満の人より
心疾患での死亡リスク約1.5倍
7744人を対象に21年間調査
ウォーレン博士らの研究
オーストラリア
座る時間11時間以上/日の人は、4時間未満/日の
人より心疾患死亡リスク約40%増。
(45歳以上成人22万人を対象)
シドニー大学調査
心疾患:心筋梗塞とか狭心症
オーストラリア
1時間以上座り続けると寿命が22分縮む(1時間ごと)
(25歳以上の成人を対象)
クイーンズランド大フェールマン博士らの研究
番組に出演した 慶応義塾大学医学部 坪田一男 教授の話では
今の日本は10年で3年寿命が延びているそうです。
それは1時間にして寿命は20分ぐらい延びている
1日にして8時間、1/3ぐらいは延びている
とも解釈されます。
座りすぎと運動不足は別問題
座りすぎの人は運動不足だと考え、ジョギングするとか
ジムに通うとか、運動すればいいと考えるかも
知れませんがこれは別問題です。
確かに適度な運動は体に良いのですが、みっちり長時間
座りっぱなしで仕事をし、アフターにジムで汗を流しても
座りっぱなしの時のリスクはチャラになりません。
ではどうすればいいのか
座りっぱなし状態の健康リスクを減らす方法
座りっぱなしの状態を中断して・・・
30分に1度は立ち上がりましょう。
座りっぱなしでいるよりは1度立ち上がるだけでも血管内の
血液が移動して血栓をできにくくする効果があります。
足踏みするとか手足を動かした方がより血流が良くなります。
立ち上がれないときの対処法
会議中とか立ち上がることができないときもあると思います。
そんな時は座ったままで足を前に伸ばしこれを交互に行います。
貧乏ゆすりも実は運動になっていた
見た目が悪い、行儀が悪いとされてきた“貧乏ゆすり”
実は血流の観点から見れば、運動になって血栓をできにくくする
効果があるようです。
座りっぱなしは30分を目安に立ち上がるように心がけましょう。
それができないときは足を多少なり動かす、ふくらはぎは
ポンプの役目をしているので、座ったままでもつま先立ちして
ふくらはぎを動かすのもいいと思います。
足のむくみは血流が良くないと思って立つ、歩くなど軽く
運動するようにしましょう。
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